加齢による膝の痛み 変形性膝関節症の治療

2019.05.31Blog

変形性膝関節症の症状と治療

痛みも症状も人それぞれです。仕事も家庭環境も違いますし、ほかの病気の治療との兼ね合いや通院可能日数など治療もその人に合った方法を選ぶ必要があります。

加齢とともに膝の内部でクッションの役割をなしている関節軟骨がすり減って炎症を起こす状態が変形性膝関節症です。以下のような症状があります。

歩き始めが痛い 階段の昇り降りが痛い(特に降りるときに痛い)

膝がはれて痛い(水がたまる状態) 正座がしにくい

診断はやはりMRIでは膝内部の関節軟骨や炎症の状態も細かく把握できますが、変形や関節軟骨の減り具合に対しては通常のレントゲン検査も有用です。

治療は内服薬や外用薬、理学療法、運動療法などを行うのが通常の治療となります。

内服薬は非常に多くの種類があり、その中から患者様の病状、他の疾患治療薬との兼ね合い、仕事や家庭生活の状態による社会的な適応により選択することになります。

最も一般的な治療薬は消炎鎮痛剤です。場合によっては抗うつ剤が有効な場合もありますが、副作用や断薬時の副作用も起こる場合があります。その副作用などを理解した上でのご処方となります。

漢方薬治療も保険診療で行っています。消炎鎮痛剤との併用療法を行うことも有効なケースが多いと思われます。

外用シップ剤は消炎鎮痛剤が皮膚を通して浸透し、患部の痛みを軽減させるタイプのものが多く使われます。シップかぶれを起こす方もいらっしゃいますので自分に合ったタイプのシップを選べるよう院内に各種取り揃えてあります。

ヒアルロン酸関節注射は現在広く行われている変形性膝関節症の治療の一つです。      週1回で5回がワンクールとなります。                          膝の炎症を抑えてくれ、またヒアルロン酸自体にはさしたる副作用はありません。ただし関節に針を刺しますので、関節内への細菌感染を防ぐため注射当日は入浴を控えて頂くようになります。

運動療法については膝に荷重がかからない方法が主体です。                現在、変形性膝関節症には大学病院などでもこうした運動指導を行っています。適切な運動により膝の痛みが軽減します。

理学療法は温熱療法が主体となります。低周波やキセノンレーザーが有効な方もいらっしゃいます。施術者と患者様が治療法を相談しながら治療をすすめることが重要です。

膝のサポーターは膝の横揺れを防止するため、痛みには有効です。             ただし、常に装着した状態では筋肉が落ちてしまう懸念もありますので、適度な運動療法を同時に行うことが必要です。

鍼灸院や接骨院での保険診療の書類も院と当院とのご連絡可能で治療が適切と判断した場合は当院で作成いたします。国家資格をお持ちの鍼灸院、接骨院へのご通院の場合のみ保険診療が可能です。

以上の治療を行っても非常に痛みが強く歩行に支障があるケースでは人工関節などの手術療法の適応を考えることになります。当院では手術は行いませんので関連病院へのご紹介を行います。

 

 

 


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